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●プロレス(G)萌え ●名作プロレス小説のアーカイブ ●作者不詳の作品も保管します。 ●イケテル画像の保存活動(笑)
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 ヤルゼー!!1年!!

雅也が道場にやって来た。

今日は赤いな。

翔が雅也の髪の毛をクシャクシャっとなぜた。ヘヘッと雅也は笑った。

試験終わったからよ、プロレスしようーぜぇい!

雅也はイソイソと上半身ハダカになると、道場を見回した。軽くストレッチをしていると、一歩前へ出る勇太。

勇太かよ。ヤッちゃうぜ?

雅也はヘッと笑っていたが、勇太は真顔だった。

今日は勝ちます!

いつになく真剣な勇太だった。


雅也は青いテロテロサッカーパンツ。勇太は黒スパッツだった。

雅也の大腿部は迫力満点。毎日の走り込みは伊達ではない。

二人はすでに先輩後輩という感じではなかった。少なくとも、勇太には遠慮が感じられなかった。


勇太がジャンプ。
闘いは勇太の放つドロップキックから始まった。
マットに平行に飛んだ勇太のケリを軽くいなす雅也。

マットに落ちる勇太にすぐさま雅也の左脚が振りおろされた。

ガッッフッッ!!

雅也のギロチンドロップだ。素早い動きで勇太の左腕を掴むと雅也の両脚が挟み込む。腕ひしぎ!

勇太はしのぐ。
極められたら終わりだ。そんな闘いだった。

雅也はイッパツ勇太の左脚にケリを入れた。

オラオラ立て立て!!

勇太が立ち上がった瞬間に発射。
雅也のドロップキックが勇太の胸板を直撃。
転がる勇太を無理矢理立たせるとDDT。
勇太はボスっとマットに突き刺さる。

雅也は勇太に被さる。カウント。

まだまだっスよぉ!!

雅也は楽しそうにヘッと笑った。
勇太の右腕を取って立ち上がらせるとフラつく勇太へ雅也の右腕ラリアットが襲った。もんどりうって転がる勇太。

雅也が転がる勇太の左脚を掴み上げる。
ニッと笑うのが勇太には見えた。
流れる動きで勇太の左脚が雅也の右スネに巻き込まれていく。勇太はカラダをくねらせて逃げようともがいたが、雅也の脚の力は想像以上だった。

自分の左脚のふくらはぎが自分の右スネに重なるのが見えた。ニッと笑う雅也の口元が見えた。

ヤッパこれっキャねーか?

雅也が勢い込んでマットに倒れた。
瞬間、勇太の左足の甲に雅也の左脚ふくらはぎがはまった。ガチリと音がしたようだった。

ッッッウツツツツッゥッツ!!!

ギブ?ギブ?ギブ????ッッ??

ノォォーゥゥウウォオオノノ!!!!!

雅也はマットに両手を付けて4の字固めを安定させた。
痛みにこらえる勇太。
雅也の脚のチカラ加減で勇太の顔が歪み、そして叫び声が出た。

雅也がマットに受け身を取る。
ビクンと勇太のカラダ全体が痛みに反応した。

勇太!!ギブかッッ!!

ノノノッッゥウォオノゥ!!

雅也のハダシの足がマットにねじりの跡を付けていた。

うあぁあらぁああ!!!

勇太は雅也の4の字のままひっくり返すことに成功。

勇太はそのままロープ。

雅也は4の字を解く。

いち早く立った雅也のボディにフイをついて勇太の右膝が入った。
前屈みになった雅也をDDT。

勇太は雅也の左腕を掴むと両脚で雅也の首諸共に挟み込んだ。マットに倒れ込む勇太。
三角絞めだ。

勇太の股の中で雅也の赤毛が乱れていた。

センパイ!!ギブッすか??

ノウノウ!

短く応えた。

雅也は下半身の反動を付けてひっくり返した。
執拗に勇太は絞めようとするが、どうにも力が入らなかった。さっきの強烈な4の字固めのせいだった。

雅也は腕の力で勇太の絞めを外していく。

息の荒い勇太の背後から雅也の両脚が挟み込まれた。

勇太が掛けた三角絞めそのままに雅也の脚がロックしていく。

勇太の左腕は雅也の両腕に捕らえられ、左脇と首が雅也の両脚で固められていた。

ガッガッッフォッフッッ!!!

オラッッ!!勇太!!ギブッッ??!!!

ッッノッノッツノオッ!!

勇太には道場のハロゲンランプの光りしか感じられなかった。
両耳が雅也の太股に塞がれて、まるでプールの中でのような感覚に襲われた。

勇太の下半身はバタバタと動くが、雅也は冷静にバランスを取っていた。

ギィィブウゥ??

ガッハァァッッツ!!ノノノッッ!!

そうらっ!!

雅也が腰を突き上げた。
急激に絞めが強まった。

ハグッゥゥウッハァッッ!!

どうだ!ギブするかっ?ァァアアァ??

ノウッノッッゥウ!!!

ギブしねーならオトスかんなっ!
ァァアアアアア????!!!

左腕が伸びきる。
首がまるで万力に絞められるように圧迫された。

オオウラァアアアアアアア!!!!!ッッッ!!!!

ハッハッハァアアァァア!!

ウォラッ!オウアラァッ!!ウリャッァァッッ!!

カハァッ!ハァッ!ハッ!

雅也の太股に筋肉のスジが走る。

ラァァツッッァアアアアア!!!!!!!

カッッハァッ!!

勇太はハロゲンランプの光りが消えるように感じた。




道場ではおのおのがプロレスをしていた。
勇太は道場の隅で目を覚ました。
そばに雅也がいた。

ギブしなかったな。

雅也は言った。

ウッス。

勇太は遠くを見ながら言った。

雅也は背後にまわりスリーパーを軽く掛けた。

オレの勝ちだな?

オレの負けっす。

勇太は応えた。

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