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●プロレス(G)萌え ●名作プロレス小説のアーカイブ ●作者不詳の作品も保管します。 ●イケテル画像の保存活動(笑)
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智也のカラダが翔のカラダと密着し 
お互い何かを求め始めた……

智也が無言でじっと俺を見つめている。

それはいつもバイトで見ている智也の表情ではなく虚ろげな目で俺を見つめ…
そして無言だった。

智也は少しづつ…少しづつ…その距離を縮め始めた。

俺は智也の顔をじっと正視しながらその成り行きに任せてただ見つめているだけだ。

次の瞬間…
何か乾ききったものが擦り合わさる感触を唇に憶えた。

唇に触れたそれは段々と水分を含み滑らかにゆっくりと動きだし、徐々に左右に移動しながら増していった。

ゆっくりと目を閉じて感触に浸ると、頭の中は真っ白に…

智也の唇はやさしい動きから次第に翔を奪いだし、息をつくのも忘れ、舌と舌を絡ませ、お互いがお互いを認め合うかのように抱き合い感じた…

2人は今までの時間を取り戻す為か、それともこの快楽を止める方法を見失ったのか …
唇を合わせ激しく抱き合った。

智也が…

「翔…俺のこと好きか?俺のこと好きか?なぁ〜翔〜俺のこと好きか〜」

「あぁ〜好きだよ 智也のこと好きだよ」

2人には言葉は必要なかった。

話す間に離れてしまう唇を短い言葉に変えて言い終えると再び唇を奪い合い気持ちを確かめた。

智也は翔の唇から首筋に舌を這わせそして張り出た胸筋にある乳首をゆっくりと愛撫した。

「嗚呼ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」

乳首に感じる翔の淫乱なエロ声が智也をいっそう興奮させた。

右の乳首を舌で転がし、左の乳首を人差し指でいじると…
翔は智也の頭を掴んで

「気持ちいい あぁぁぁぁ〜〜〜〜感じる〜〜〜 あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜いいィ ィィィ ィ〜〜〜」

胸を突き出し欲求をあらわにした。

智也の舌はそのまま、うねった腹筋へと這わしながら、たどり着いた競パンに盛り上がるマラを見つけると定めた獲物を狙うかのように下から上へと舌を這わし始めた。

翔は閉じてた目を開けると頭を少し上げ、今現実となった事実を確認するかのように愛撫されているマラの位置と智也の舌使いを見て、思わず口を半開きに

「あぁ〜〜〜〜〜〜感じる あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜 〜〜 〜〜〜〜」

「翔〜〜〜〜気持ちいいか? ここ気持ちいいか〜〜〜〜 」

「いいよぉ〜〜〜 感じる すげぇ〜〜〜〜〜〜いい〜〜〜」

翔はこの快楽がず〜っと続いて欲しいと願った。




2人は大きなリビングの真ん中で天井を見上げていた。

さっきまでお互い激しい喘ぎ声を出してたのが…
今は静かに横たわっている状態だった。

智也は翔に声を掛けた。

「俺…実はゲイなんだ…」

翔は今更驚かなかった。

「うぅん…………」

「勘違いすんなよ… 誰とでも寝るような奴だって… 俺は前からお前のことが好きだったんだから…お前を初めてジムで見かけたときから好きになった…」

智也は淡々と話し出した。

「初めは…会員として行ってたの知ってるだろ そのときに俺はお前を好きになった。 でも会員だと客として話してくれるだけで…もっと近づきたかったし 思いついたのがお前と一緒にバイトすればいいってね  で、お前と連れにはなれたけど…そうなると今度は苦しくなってきた… 」

「苦しく…って?」

翔は聞き返した。

「だから…俺のゲイ的本能がお前を抱きたいってことさ」

翔は智也が言っていることが理解できた。

俺が初めて恋した相手がノンケの同級生で、 その時も同じでそいつの傍にいてもそれ以上の発展は出来なかったからだ。

翔は智也にうなづいた。

「俺は我慢した… ノンケとしてでも連れでいられるために、いたいために…  俺はお前との共通の話題を見つけようと色々誘った。合コンなんか面白くなかったけど… 翔のことを知るには手っ取り早いから… わざわざそんな機会を作った」

翔はそのときのことを思い出していた。

「俺はてっきり智也が女好きでメンツ揃えるのに俺を誘ったと思ってた」

まさかそんな気持ちとは知らなかったからだ。

「で、お前がプロレス好きなのを知った… 俺もプロレスはエロビデ見る感覚で好きだし、お前を家に誘うきっかけにもなるしな!」

智也はこれまでのことをありったけ話すつもりなのだ…

「何回目かにここでプロレスのビデオ見たときに俺は… 気が付いた。翔がもしかして俺と同じ世界の奴かもってな」

「俺がゲイ… なんでわかった?」

俺は聞き直した。
智也は翔にしていた腕枕の位置を少し変えて続けた。

「お前は気が付かなかったかもしれないけど… お前のマラが大きくなってはいてるズボンを膨らませてるのを見てたんぜ」

「こいつプロレス見て勃たせてやがるって… 俺と同じだぜってな!」

翔は急に恥ずかしくなった。
そんなとこを見られたとは

「お前そんなとこ見てたのかよ〜 この色ボケ野郎〜〜〜」

「ってことは、智也!お前も勃ってたんだ…」

翔は智也に背中を向けた。

「怒るなよぉ〜 正直に話してんだから〜 なっ怒るなって!ハイハイ俺も勃たせてました。元気な俺の息子を〜〜〜」

智也は翔に謝った。

「お前は見せ過ぎてんだよ!股広げてさ〜 俺を挑発すんのもほどほどにしてもらいてぇ〜よ」

智也は笑いながら言った。

「で、この間わざとエロレスのサイトのことをお前に教えた! もし知らなかったら絶対帰ってから見るだろうし… もし投稿したらお前は俺と同じゲイだと確信できるしな!」

智也は背中を向けてる俺に“こっちを向けよ”と言わんばかしに腕を上げ引き寄せた。

「じゃあ〜あれは俺に罠をしかけたってことか〜〜〜 ちぇっ!で、俺はまんまとハマった」

「でも…? 何で俺が投稿したってわかったんだ?」

俺は疑問を感じた。

「お前!あの手の投稿って始めて載せただろ〜〜 ほんと分かりやすいよなぁ〜 …  プロレス見てると勃たせてくれるし… 投稿すりゃ〜“翔”って載せるしな」 

智也は笑い出した。

「あれって… 俺!名前いれたっけ えっ?名前… 」

俺は自分の愚かさを恨んだ…

「おまけにメールが届いたら返事しただろ〜 」

「えっ?何で俺がメールしたかって分かんだよ?」

翔は分からなくなってきた…

「お前って単純って言うのか… マジ〜笑えるよな! アドレス見なかったのかよ〜  あのメールは俺! 俺が送ったんだぜ」

翔は智也に踊らされてたってことよりも… 
自分の馬鹿さに腹が立った。

2人は今までよりも自分を曝け出しながらその距離を縮めていた。
それはノンケとしての付き合いから… 
ゲイという同じ世界で見つめあえる喜びからであった。



翔は智也から受けたチョークと首に突き刺さっている智也の脚で立ち上がることが出来なかった…

「翔〜〜〜俺には勝てぇ〜って へへへぇぇぇ〜〜〜〜 いいざましてるぜ!  翔〜 〜〜〜〜」

智也は笑いながら俺になじる言葉を吐き捨てたかと思うと、おもむろに髪の毛を掴んで立ち上がらせた。 翔は足元がふらついて立ち上がったものの安定感がない。

フラついている翔を見た智也は向かい合う体制になったと思った瞬間… 
翔の腰に腕を巻きつけベアハッグを極めた。

「ぐうぁぁぁぁぁ〜〜〜嗚呼ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ ァァァ ァ〜〜〜〜〜〜〜〜」

締め上げる力で腰から折れるように翔はのけ反りそして喘いだ…

「おらぁ〜〜〜〜〜翔〜〜苦しいか?? 」

智也は絡めた腕の力を一段と強めた。

「嗚呼ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ぁぁぁ 〜〜〜〜〜〜〜〜」

背中で組まれた手に力が入り締め付けると翔の鍛えた腹筋と智也の胸が密着し苦痛を与えた。

「おらぁ〜〜〜〜 もっと苦しめよ〜〜〜 翔〜〜 おらぁ〜〜エロ声だして苦しめ よ〜〜〜」

「嗚呼ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜 〜〜 はぁぁぁ〜〜 はぁぁぁ〜〜 はぁぁぁ〜〜」

翔の背中からは汗が噴出し、逃れるために必死にカラダを動かそうとするが智也の締め付けは緩むどころか逆に締め上がった。

苦しい翔は、智也の顔面に両手を掛けようとするが… 
智也はその手を取り払うために更に締め上げる。

「嗚呼ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜 〜〜 〜〜〜〜〜〜」

「翔ぉぉぉぉぉ ギブかぁぁぁ?????? ギブすんのかぁ〜〜〜???」

「NOぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜 NOぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜」

「無理すんなって〜〜〜 許してくださいって言えよぉぉぉぉ〜〜〜 おらぁ〜 〜翔 〜〜〜〜〜〜」

翔は喘ぎながら必死に苦痛に耐えた。首を振りながら苦しい体制をアピールしているが智也の締め付けは止まらない。

宙に浮いた脚にも力が入らずただブラブラさせるだけだった…
翔の吹き出た汗が締め上げている智也の腕に溜まりヌルつきだして体制が崩れた 。

翔の脚が床に付き、締め上げていた腕から解放されたと思った瞬間…
またもや智也は翔を抱きかかえるように腕を回し、さっきよりも力を入れて締め上げ た。

「NOぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜 NOぉぉぉぉぉぉ〜〜 〜〜 〜〜〜」

翔には抵抗する力がなくなり、締め上げられるとただ声を上げて苦しむだけだった。

智也は翔にとどめを刺そうと、それまで以上に力を入れて絞り上げた。

「翔〜〜〜〜〜〜〜 ギブかぁぁぁぁ〜〜〜〜〜??? ギブすんのかぁぁぁぁ 〜〜 〜〜〜??」

翔は叫んだ!

「ギ・ギブぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅっぅ ぅぅぅ ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜」

智也の顔を抱きかかえるような体制で翔はギブアップをした。

しかし智也はその言葉を聞いているのに腕を緩めなかった。

「翔〜〜 なんか言ったか〜〜〜〜 聞こえねぇ〜んだよ〜〜〜 ヘヘヘェ〜〜 〜」

翔は智也の顔を抱きかかえて軽く叩きながら訴えた。

「ギブぅぅぅぅぅ〜〜〜 嗚呼ぁぁぁぁぁ〜〜〜ギブぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜 」

ギブアップの声も弱弱しく翔は言った。

智也は… 「まだギブさせねぇ〜んだよ」 と言うと、翔の腰に巻きついていた腕を少し緩め、フラついている翔の足が床に着くと同時に2人はその場に倒れこんだ。

翔が上向きに倒れ、その上に智也は重なるように…

〜〜翔ぉ〜お前やっぱイケてるぜ!〜 

お前のその顔・そのカラダが… 

押さえきれ ねぇ〜もう押さえきれねぇ〜〜
智也は理性を失い、倒れこんだ翔に抱きついた。

まだベアハッグのダメージから完全には戻っていない翔は、智也に次の技を掛けられるのかと思い身構え避けようとしたが… 
その必要がないことに気が付いた。

それはさっきとは違いやさしくカラダを抱く智也だったからだ。

俺はそんな智也の背中に手を回し同じくやさしく抱き合った。
汗の匂いとヌルついているカラダとカラダが密着し、軽く抱き合っていたのが少しづつその力を増していった。
智也は俺の乳首攻撃で悶えている…
俺の指で乳首をグリグリいじると… 
感じてやんのこの野郎〜〜

攻められてる智也はこの体制から逃げ出そうとカラダを左右に揺さぶり暴れている。
が、両腕を押さえつけられているからどうしようもない。

智也はただただ口を半開きにし顎を上にあげエロい声を連発…

「はぁ〜〜 はぁ〜〜〜 あっぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」

と声を漏らし続けていた。

「智也ぁ〜〜 お前感じるのかよぉ〜〜乳首〜〜 恥ずかしいなぁ〜でももっと 気持ちよくしてやろうな! おらぁ〜〜お願いしますって言ってみろよ〜〜」

俺は智也に向かってなじってやった。

俺の顔は、にやけながら弱いものいじめをしているかのように…更に乳首を攻める手は止めなかった。

智也は段々とそのエロ声が擦れてきた。

「恥ずかしいなぁ〜智也ぁ〜〜 何とか言ってみろよぉ〜〜おらぁぁぁ〜〜〜〜 」

俺は調子に乗っていた。
その時後ろから智也の脚が俺の両脇にすべり込む…
そのまま後ろに仰向け状態で倒されてしまった。

「うっおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜」

すると智也は瞬く間に俺にまたがり、体制が入れ替わった。
智也は俺の両腕に膝を押し付け自由を奪い、そして俺の前髪を鷲掴みにすると顔を近づけなじりだした。

「翔ぉ〜〜〜 さっきまでは気持ちいいことしてくれて〜ありがと〜なぁ〜〜へへへぇ 〜でも今度は俺の番だぜ お前も乳首攻められたいてっかぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜 」

俺は智也の目を直視するしかなかった。幅広く筋肉がなだらかに盛り上がっている智也の肩はいままでの攻めで息が切れて小刻みに上下している。

「ここかぁ〜 それともこっちかぁ〜 へへへぇ〜 なんだよぉ〜〜お前の乳首  もう勃ってんじゃん そんなに俺にいじって欲しいってかぁぁぁぁぁ〜〜〜」

智也は人差し指と親指で俺の乳首を軽く摘んだ。

「あっ あぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜 ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

俺は全身の力が抜け落ちそして声を出して喘いでしまった。
しかし智也の乳首攻めは長くは続かなかった。
それは逆に欲求を残すように… 
俺は智也の指で摘まれるのを待っているのに… 
こいつは…
智也はそんなことお構いなしに俺の前髪を掴むと立ち上がらせ、智也の固く筋肉の付いた腕と胸筋に俺の頭を挟むとヘッドロックで絞り上げた。

「うぅっうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ヘッドロックじゃねぇ〜だろ〜…俺の乳首をもっと攻めてくれよ〜 
お前に攻め られ たら俺はヘロヘロになっちまうのに………

俺は締め上げられているのに頭の中は乳首攻めをされた時のあの感触を忘れられ なかった。

智也の腕は徐々に徐々に締め上げる力が増していった。
絞り上げるように数回に分けて締めてくるのだ。

そのせいで俺の頬と口は智也の胸筋に押し付けられそして貼り付ついた…
俺は以前からプロレスを見ていると思っていたが…
ヘッドロックされてるときって攻撃されている側の口元あたりに乳首があたるんだよなぁ〜
もしかすると今俺の口元あたりには智也の乳首があんのか…
俺は舌を伸ばして智也の胸筋を舐めてみた。
すると…

「あっあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」

智也はビクッとカラダを震わせ締め上げてた腕を離し俺を自由にした。

「なにすんだぁ〜こいつ俺の乳首舐めやがってぇ〜〜〜〜〜」

俺はニヤニヤしながら智也を見た。

〜〜智也は俺と同じで相当乳首が感じるんだ… 

〜〜 2人は向かい合った。
智也は舐められた乳首をかばう様にさすりながら俺を見ている。
そして右手を上げて俺に力比べを求めてきた。
俺はそれに答えるように手を上げたその瞬間………
またしても智也の膝が俺の腹を直撃した。

俺が前屈みになると智也はそのまま俺の頭を股で挟み締め上げ、そして腹に手を回すとそのまま持ち上げようとしている。それはパイルドライバーの体勢へと入ろうとしているのだ。

しかし俺は持ち上げられる力とは反対に姿勢を落とし阻止した。
何度となく持ち上げらそうになったが俺は阻止続けた。

そしてその反動で逆に俺が智也を持ち上げ投げつけた。

智也はそのまま床に仰向けに倒れる落ちるとその痛みに起き上がり座った状態で腰に手をあて大きくエビ反っていた。

俺はそのまま智也の後方に回ると両腕を掴み絞り上げた。
智也は胸筋を前にせり出し首を振りながらその苦しみに叫んだ…

「NOォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜  NOォォォォォォォォォォ ォォ 〜〜〜〜〜〜」

「智也〜〜ギブかぁ???? ギブかぁ????」

「NOぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「へへへぇぇぇぇぇ〜〜〜〜 我慢すんなよ〜〜〜 ギブかよぉぉぉぉぉぉぉ〜 〜〜 〜」

智也は脚をバタつかせ、その痛みに耐えていた。
締め上げられると胸を突き出し苦しさをアピールする。
顔は天井を見上げ声を上げるしかない。
肩・胸・背中は汗で光っていた。

翔は智也を締め上げている腕をひとつにまとめて左手で押さえると空いたほうの右手を大きく上げ胸筋に向かって振り落とした。

「ゲッぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「へへへぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜いい顔してるぜ智也ぁぁぁぁぁ〜〜〜〜 俺に勝てるわけねぇ〜〜だろろ  お願いしますから止めてくださいって言え よ〜 〜〜〜おらぁ〜〜〜〜」

智也はカラダを揺さぶって抵抗するが、翔は手を離さなかった。

「智也ぁぁぁぁ〜〜〜 負けたら俺の奴隷にしてやっからさ〜〜ギブだろぉぉぉ ぉ〜 〜〜〜〜」

俺はもう一発パンチを入れてやろうとまた両手を束ねようとした瞬間、汗でヌル付き智也の左腕を逃がしてしまった。

〜〜しまった……… 

〜〜 智也はその左手を右肩側にあった俺の顔を目掛け鷲掴みにした… 
そして一気に 掻き 毟った!

「ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 」

俺は顔を両手でカバーし倒れ込み脚をバタつかせもがいた。
智也は立ち上がり多少ダメージはあるものの解かれた腕は使わずに脚で倒れ込んだ翔の頭を踏みつけ…

「翔ぉぉ〜〜〜 よくも俺を可愛がってくれたよなぁぁぁ〜〜〜 お礼しなきゃ なぁ 〜〜 」

智也はギブ寸前を逃れた。
あやうくギブまで持ち込まれたイケ顔の翔にちゃんとお礼をしなきゃと考えながら… 

俺がこいつからギブを取って… 
俺の夢を実現するんだと見下ろしていた。



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