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●プロレス(G)萌え ●名作プロレス小説のアーカイブ ●作者不詳の作品も保管します。 ●イケテル画像の保存活動(笑)
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雅也先輩にボコボコにされた次の日、その日不在だったはずの勇太がニヤニヤしながら淳の教室にやってきた。

朝から勇太は大声だ。

 フィニッシュは4の字だってな!キツかったか?
 雅也さんのあのぶってぇ脚の4の字だろ?
 たまんなかっただろ??

勇太はそれだけ言うと、いらだちを隠せない淳を尻目にとっとと自分の教室にいってしまった。



柔道部の練習は終了し、道場にはプロレス好きが集まり、マットが敷かれていた。

筋トレに汗を流すもの。後輩に関節技を指導する先輩。じゃれあうようにスパーリングを開始するもの。

淳は道場を見回して勇太を探したが、まだきていないようだった。

淳の目に、一人マットに座る、同じ1年生の陸上部の良二が映った。

 良二っ!俺といっちょやんねぇ?

 俺はいいよ。俺はプロレス見んのが好きなんだよ。

 何言ってんだよ!やろうぜ!
 プロレスは見るよりやるほうがおもしれんだから。

いつになく淳は強引だった。淳は良二をヘッドロックに捕らえると、ひきずるように立ち上がらせた。良二の
ほうがひと回り体格は小さい感じだ。

 あつつっっ!!淳!やめろよ!

淳はなんだかどんどん残酷になっていくのを感じたが、自分では止められない高揚感に満たされていた。

 痛いってぇ!!!淳っっ!!

淳は頬骨をギリギリと極めた。良二はジタバタするのだが、反撃はしてこなかった。ヘッドロックを解放した淳は良二の左腕を取り、マットに押しつぶした。脇固め
だ。

 っッアアアーー!!痛い!!痛い!!

淳は良二の叫び声を聞いて、さらに左腕を絞り上げた。

 オラっ!!良二ぃぃっっ!!返してみろやっ!

 ッッゥウアアアーー!!淳!!ギブアップ!!!

淳は脇固めを外すと、腹ばいの良二の両脚を折り畳み、自分の右脚をこじ入れた

リバースインディアンデスロックだ。

淳の右ふくらはぎに良二の左足の甲が密着していた。
反動をつけ大きくマットに倒れこむ淳。衝撃が良二の両足に爆発した。

 ッッガアッっ!!ウワー!!

淳は2度、3度と倒れこみ極めた。

 ガッ!!ああ!!ギブ!!ギブギブ!!

ようやく解放した淳は、ヒクついた良二の背後から左腕をハンマーロックに捕らえ、自分の右腕を良二に首に巻き付けた。淳の両手は良二の左肩口でクラッチ。

 ガああアーーー!!ギブッッッー!!!!

淳はくるりと転がると、良二の体を自分の上に乗せる型にし、良二の胴を両脚で挟みこんだ。

 ああ!!アアグぅぅ!!ギブゥ!!
 ギブぅぅ!!!ギブウゥゥウ!!!!

胴締めチキンウイングフェイスロック!!!!!
更に頸動脈が絞められるかたちで入っていた。

 ギィブゥウ!!!!ギィィブウゥ!!!

淳は良二のギブアップを聞いていたのだが、技を解こうとはしなかった。淳は体を揺さぶり、クラッチを強め、両脚の胴締めをギリギリ締めた。

 ギィイブウゥゥ!!!ギィブウゥぅ!!!

淳は締めに締め、絞りに絞った。
その時、淳の後頭部に衝撃がはしった。

 淳!てめェ、なにやってんだァ?

勇太のケリが淳を正気にさせた。
淳は技を振りほどき、良二を放り出した。良二は咳き込み、その場でうずくまった。

 自分が何してたかわかってんのかァ?あァ?

勇太は怒りに任せて淳をケリ上げた。
淳は勇太の怒りの理由が分かっていた。淳は抵抗のしない相手をただイジメていただけなのだ。

 淳!分かったか!!

 オウ!淳!ちょっとこっち来いや!!

勇太の後ろで雅也先輩の声が響いた。
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