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●プロレス(G)萌え ●名作プロレス小説のアーカイブ ●作者不詳の作品も保管します。 ●イケテル画像の保存活動(笑)
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•••••••••••••••••••••••••

•••••••••••••••••••••••••

•••••••••••••••シャワーの音が聞こえる。

•••••••••••••••••••••••••

オレはなんだか夢の中にいるようだった。
ぼんやりと目を開ける。
ココはユウヤの部屋のようだ。
オレは大の字で自分の部屋じゃない天井を見つめた。

コブラツイストから解放されたオレは、どうやら気を失うように寝てしまったらしい。
なんとも言えない疲労感がガタイに残っている。

音をたててバスルームのドアが開いた。
タオルでカラダをふきながらユウヤが出てきた。

ペタペタとフローリングにユウヤの歩く響き。

キッチンで冷蔵庫のドアが開く。
缶ビールの炭酸がはじけた。
ユウヤのノドがゴクリとなった。

オレの転がる方へユウヤが近付いてきた。
オレは黙って大の字のまま。

へへっっ。
センパイ?グロッキー?

笑いが含んだ、そんな聞き方だった。
パンツもはかずに髪を無造作にタオルで拭いた。

オレは寝たフリのまま。

ユウヤはゴクリゴクリとビールを飲んだ。

オレさ
ケッコウさ
センパイのこと好きなんだぜっ!?

ビール缶をオレのほほにくっつける。

起きてんだろぅ??

ユウヤはアゴで飲めよとうながした。

オレはユウヤの飲みかけのビールを受け取った。
ノドがカラカラのオレゴクゴク飲んだ。うまかった。

キッチンからユウヤは自分用のビールを手に取り戻ってきた。500のビール缶を床に置いた。
っッアアァぁあああっがっガガ!!!

肩口でクラッチされたユウヤの腕がギン!!と張る!!
オレのカラダを正面に投げ飛ばすような勢いだ。けれど、オレのカラダはユウヤの左脚で絡められてビクともしない。

オレのガタイは腰で肩で首で捻り、絞り上げられる。
これまで掛けられたことのないコブラツイスト!!

ッッッラァぁぁぁ!!!ッブッゥウ!!??

ぶゥッブフふぅうウグゥギィュっつつッッ!!!

ここまでコブラ掛けたことないぜっ!!
ッアァぁ!!??
ギィィブゥゥゥアアアッップウ!!!???

があっっ!!!
ンンガッっ!!!
っぶゥッ!!!ギッィイブッウゥウっッツッ!!!!

聞こえねぇッ!!
聞こえねっっッツっツッッ!!!!!!!

ッギブッッ!!!
ュウッヤッア!!ギブ!!ギブだっッッ!!!

ユウヤはコブラを緩めるようなそぶりを見せた。

アァぁっっっ??
センパイ?ギブすんの?

ギブっっっ。。。。。
まいったッッ。。。。

オッケ!解放してやるよ。

そう言ったユウヤのコブラはさっきとは逆方向にチカラが向った!

ンンがガがアアアーー!!!
ギブ!ギブ!ユウヤ!!ギブしたろ?!!

もういっちょイクぜっッッ!!!!

ユウヤのチカラはオレのカラダをのけ反らせる方向へ働いた。オレのガタイは胸筋が大きく開く状態になった。
密着する脇腹がビーンと張った。

ユウヤは何度も大きく伸びをするようにオレのカラダを揺らした。

ッブッッ!!ギブッッッ!!

ユウヤはオレの発する叫びのような『ギブアップ』の声に更に興奮するようだった。

ヘヘヘッ!!
オオッゥウラアァァァアアアアア!!!!

ギブギブギブギブ!!!
ウウウッッッッ!!!!!!!!!!

ユウヤはクラッチしていた手をほどいた。
瞬間、コブラのキシミが薄らいだ。
間を置かずにユウヤの右コブシがオレの張り詰めた腹筋にモロに入った。

ヤッパ、キモちぃぜっっ!!
鍛えてるヤツにおもいっきし技掛けるのっっ!!  
コーフンすっぜっ!!

ユウヤは容赦なく腹にコブシを入れた。
オレはブザマにもナキのはいった声がもれた。

センパイの鍛えたムネキン、カッコイィー!!

ユウヤはオレの胸にもコブシを撃ちつけた。

ユウヤっ!ギブだっ!ギブアップだっっ!!!

オレの情けない声音に反応したユウヤ。

ユウヤの筋肉が再びコブラツイストを極めるために緊張していく。

ユウヤの左脚が床にびったりと固定された。
オレの右脇から回されたユウヤの長い左腕がオレのムネを大きく開かせた。
オレのムネはビビーンを無理矢理に伸ばされる。
ユウヤの右腕がオレの目の前を横切る。
肩口で再びクラッチ!!!

ガチッ!
ガチッッ!!!
ガギギィィ!!!

そんな音をたててオレのカラダはコブラツイストに極められていった。

ゥラァアア!!ギブかっ?
ギブするかぁ??アァァアああっア??!!!

ギブ!!ギブだ!!ユウヤっ!!
ギブだっっっッッ!!!!

参ったな??センパイ!!
参ったなぁァァアアアアアラアァぁあああっっ!!?
ーセンパイ、オレんち来いよ。プロレスしようゼッ!ー


ユウヤからのメールに誘われて、オレはのこのことユウヤの部屋のドアの前にいた。

ドアが開いた。ユウヤだ。

オレよりも幾分細いガタイだが、背は5センチ程高かった。絞り上げたガタイを見せつけるように黒のボクサーブリーフ一枚のユウヤはへの字クチで生意気な笑みを浮かべていた。

オレのこと見てたろ?

オレとプロレスしてぇか?

オレのこと好きなんだろ?

始終余裕のあるユウヤ。オレはただ黙ってユウヤの肉厚な唇をみていた。

来いよ!プロレスしようぜ!!

オレは勢い込んでユウヤにかかっていった。
ユウヤは半笑いでオレを押さえ込んだ。ユウヤにコントロールされるままにオレはバックをとられた。

フルネルソンの体勢でオレの左脚を絡めとるかのようにユウヤの長い左脚が後ろから差し込まれた。

長い左腕がオレの右脇をかすめ取る。

コブラから味わってもらうぜぇ?

右耳にユウヤの声が響いた。と同時に強烈な痛みがカラダを襲った。

へっへぇ!ギブぅぅぅ?

バカにするかのような挑発。

ふりほどくようにオレはもがいた。

オレのコブラはこんなもんじゃないぜぇっ!?

ユウヤの左脚の甲がビッタリとオレの左ふくらはぎを固めた。ユウヤの右コブシが容赦なくオレの腹を打った。
次ぎの瞬間、ユウヤの右手と左手がオレの肩口でクラッチ!!

グッフゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!

痛みで思わず息が漏れた。

ナニガマンしてんだよっっ!!
叫んでいんだぜっ!?
ウラァアァアアアア!!!!!!

ガッ!ァァアッッゥツツウ!!!!!  
ツ!!!!!!!!!!!!

完全にユウヤのコブラツイストがオレのカラダに極まった。まとわりつくようなユウヤのコブラツイスト。

センパイのガタイは壊しがいがあんぜっっ!!
マジに極めてもゼンゼン壊れなさそうじゃん!!
厚い胸してんよなぁぁ!!!!

独り言のようなユウヤのつぶやき。
緩まることのないコブラツイストの痛み。

っらぁぁ!!
センパイ?ギブッ!!??

ニヤけた声とは裏腹にユウヤは左側にじょじょに体重を移動してゆく。ちょうどオレの左腰にかかるユウヤのモモを支点にオレのカラダは折れ曲がるようにぐいぐいと極められてゆく。

あぁぁ!!?? 
ギブぅぅ?ギブぅぅ?ギブぅぅぅ???!!!!

ッゥゥウウッググッガァアハッ!!!!

んだよっっ!!?どうよ?ギブすんのっ??

っっううぐううう!!!
ユウヤのコブラは!!!
こんなもんかぁ?アアぁ??!!

オレの挑発にキレる訳でもでもなく、

ヘヘヘ!!そーこなくっちゃなぁ!!
今夜は帰さないぜっ!!

強烈にオレのカラダが左側に折れ曲がっていく。

がっ!!ッッッハァアアああ!!

ユウヤは重心を低くしていく。

っラァぁっツツッ!!!

今度は逆に伸び上がるような体勢に!次ぎの瞬間、一気にチカラがオレの腰にのしかかる!!

ッッオオおぉううぅうらっっッッッッ!!!!!!!

っッアアァぁあああっがっガガ!!!

オレの目にユウヤが映る。


大学1年後輩のユウヤは生意気な奴だった。

体操部の同年の奴らの中で、いつのまにかリーダー的存在に収まっていた。

かといって、先輩たちにはどうかというと、うまく立ち回り、イイ奴なのだ。


マットを片付ける後輩達の中で、プロレスごっこを始めるユウヤ。

さすがに毎日鍛えている体操部の奴らだけあって、隆々としたガタイが絡み合う。

一際目立つのがユウヤだった。

キリリと整えられたマユゲと鋭い目尻が印象的なユウヤ。とがったアゴには計算された無精髭。他の奴らよりもシャープな体型。

上半身ハダカの姿を見比べていて、以前空手をしていたと言っていたユウヤの笑顔を思い出した。

そのせいなのか、もともと格闘技が好きなのか、他の奴の中でユウヤにかなう奴がいないようだった。

真剣にギブアップを迫るユウヤと目があった。
ペロリと上唇をなめた。
ググッと逆エビを絞りこんだ。
マットを叩く音が響く。ユウヤは更に絞り上げた。

ギィーブゥッ!!ギブッッ!!ギブッ!!

無造作に抱えていた足を脇からふりほどくユウヤ。
うっすらと汗で濡れた前髪をかきあげるユウヤとまた目があった。



ーセンパイ、オレんち来いよ。プロレスしようゼッ!ー
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