●プロレス(G)萌え
●名作プロレス小説のアーカイブ
●作者不詳の作品も保管します。
●イケテル画像の保存活動(笑)
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ヤバい。ひじょ〜にヤバい。
なんせいま俺のパンツの中ではなぜかムスコさんが グングン元気になっているのだ。
「おい早く脱げよ。はじめらんねーだろが」
大山はさっさと脱いでボクサーパンツ一枚になっている。
その姿はやっぱりガッチリしていて、足にもがっつり筋肉がついている。
「うるせーな」
しょうがない。俺も続いて汗だくになったタンクトップと一緒に下も脱ぐ。
「なにお前そんなんはいてんの?!w」
白いラインが入ったピンクの競泳用ビキニパンツ一枚になった俺を指差して、大山が笑う。
「うっせ。プロレスっつーのはこれでいんだよ」
「つかお前・・デカくね?すげ〜うらやましーwww」
大山がニヤニヤ笑う。
こいつ・・やっぱ気づきやがったか。
幸いまだ完勃ちにはなっていなかった。
これは早いとこ決着つけねーと・・。
「まーいーや。はじめるべ」
そう言った途端、大山がタックルをしかけてくる。
受けきれず、倒されてしまう俺。
俺をうつ伏せにすると、足を絡めて、腕で頭をロック、STFを極めてきた。
「ぐあっ!!」
頭のロックがキツい。
背中には大山の全身の筋肉を感じる。
俺の背筋に、大山の胸筋が汗で吸い付く。
ぎりぎり締め上げられる。
さらに、絡め取られた俺の足の間に大山が自分の片足を割り込ませてきた。
股間に、内腿に大山の筋肉のついた足を感じる。
痛みと快感が混ざり合って、全身が痺れてくる。
「オラ ギブ?ギブ???www」
俺の身体をゆすりながら、耳元で大山の声がする。
「なーオレの技どう?痛い?つかお前もしかして感じてねえ?w」
大山の挑発が続く。
俺はとにかく無視してロープに手を伸ばした。
「ロープブレイクだ!!離れろっ・・」
「ちっ」
大山は渋々技をはずす。
立ち上がると、まだダウンしたままの俺の茶髪をつかんでリング中央に引っ張る 。
「あ〜なんかおもしれ〜なプロレスって。ハマりそwww」
そう言った後、首をかっきるポーズでアピールしやがる。
いったん立ち上げた俺をかがませると、無理矢理自分の腿の間に俺の頭をはさみにくる。
パワーボムにいくのだろう。
しかし奴はほとんど足をひらかない。無理矢理とじた 両足の間に俺の頭をこじ入れる。
「・・しょっと。入んねーなーオイwww」
汗の滑りをつかってなんとか俺の頭を股にはさみこむ。
俺は大山の太ももの筋肉をイヤってほど両側頭部で感じさせられた ・・・
コイツいちいちやることがほんとエロい。
俺のツボを見事に突いてくる。
そして俺の身体に両手を回すと、力をこめて俺を持ち上げパワーボムをしかけた。
もう完全にパンツの中で起ち上がった俺の股間が、思いっきり大山の顔面に押し付けられる。
「あっ・・・・」
気持ちよすぎて声が出た。
背中からマットに強烈に叩きつけられた。
「があっ・・」
激痛で、また声が出た。
「フィニッーシュwww」
大山は倒れた俺をまたうつぶせにすると、俺の両足を自分の両足でロックし、さらに両腕をとると、一気に後ろに倒れこんだ。
反動で俺を持ち上げる。
これは ・・・ っ
「ロメロスペシャル!!オレいっかいかけてみたかったんだよwwどーよ!? 効いてるか?」
高々と持ち上げられ、両手両足を突っ張られた状態にされ、おれの股間はヤバいことになっていた。
競パンが最大級にテントを張って、天を指している。
大山はさらに下から挑発してくる。
「ギブ?ギブ?」
「うっるせ・・まだだ・・ノー!ノー!」
俺は宙に浮いた首を必死に振る。
「しょーがねえ。じゃ〜これでトドメだ」
大山は俺を下ろすと、足のロックだけしたまま、両腕を離して俺の首をとり、ドラゴンスリーパーを極めにきた。
「っしゃあ!!これでもう終わりだろ?マジでギブしろよ」
これは・・やばい。
足が極められたまま、上体が反っているせいでロープも届かない。
首に回された大山の首がキツい・・つかワキ毛があたるんだよ馬鹿。
股間だけが競パンの中で前に突っ張っている。
「逃げらんね〜だろが。もーギブしろよオラ」
さらに締め上げてくる。
「っぐう う・・ 」
「そんなに気持ちイイならまたかけてやるからよwww」
〜「ヒマプロ」はこれでおしまい。なんだかまだまだ妄想が膨らむ展開ですけど。
どこかに続きがあっら読みたいです!
作者のプロレスに燃えるツボがオレと似ててすんごい感じます!〜
なんせいま俺のパンツの中ではなぜかムスコさんが グングン元気になっているのだ。
「おい早く脱げよ。はじめらんねーだろが」
大山はさっさと脱いでボクサーパンツ一枚になっている。
その姿はやっぱりガッチリしていて、足にもがっつり筋肉がついている。
「うるせーな」
しょうがない。俺も続いて汗だくになったタンクトップと一緒に下も脱ぐ。
「なにお前そんなんはいてんの?!w」
白いラインが入ったピンクの競泳用ビキニパンツ一枚になった俺を指差して、大山が笑う。
「うっせ。プロレスっつーのはこれでいんだよ」
「つかお前・・デカくね?すげ〜うらやましーwww」
大山がニヤニヤ笑う。
こいつ・・やっぱ気づきやがったか。
幸いまだ完勃ちにはなっていなかった。
これは早いとこ決着つけねーと・・。
「まーいーや。はじめるべ」
そう言った途端、大山がタックルをしかけてくる。
受けきれず、倒されてしまう俺。
俺をうつ伏せにすると、足を絡めて、腕で頭をロック、STFを極めてきた。
「ぐあっ!!」
頭のロックがキツい。
背中には大山の全身の筋肉を感じる。
俺の背筋に、大山の胸筋が汗で吸い付く。
ぎりぎり締め上げられる。
さらに、絡め取られた俺の足の間に大山が自分の片足を割り込ませてきた。
股間に、内腿に大山の筋肉のついた足を感じる。
痛みと快感が混ざり合って、全身が痺れてくる。
「オラ ギブ?ギブ???www」
俺の身体をゆすりながら、耳元で大山の声がする。
「なーオレの技どう?痛い?つかお前もしかして感じてねえ?w」
大山の挑発が続く。
俺はとにかく無視してロープに手を伸ばした。
「ロープブレイクだ!!離れろっ・・」
「ちっ」
大山は渋々技をはずす。
立ち上がると、まだダウンしたままの俺の茶髪をつかんでリング中央に引っ張る 。
「あ〜なんかおもしれ〜なプロレスって。ハマりそwww」
そう言った後、首をかっきるポーズでアピールしやがる。
いったん立ち上げた俺をかがませると、無理矢理自分の腿の間に俺の頭をはさみにくる。
パワーボムにいくのだろう。
しかし奴はほとんど足をひらかない。無理矢理とじた 両足の間に俺の頭をこじ入れる。
「・・しょっと。入んねーなーオイwww」
汗の滑りをつかってなんとか俺の頭を股にはさみこむ。
俺は大山の太ももの筋肉をイヤってほど両側頭部で感じさせられた ・・・
コイツいちいちやることがほんとエロい。
俺のツボを見事に突いてくる。
そして俺の身体に両手を回すと、力をこめて俺を持ち上げパワーボムをしかけた。
もう完全にパンツの中で起ち上がった俺の股間が、思いっきり大山の顔面に押し付けられる。
「あっ・・・・」
気持ちよすぎて声が出た。
背中からマットに強烈に叩きつけられた。
「があっ・・」
激痛で、また声が出た。
「フィニッーシュwww」
大山は倒れた俺をまたうつぶせにすると、俺の両足を自分の両足でロックし、さらに両腕をとると、一気に後ろに倒れこんだ。
反動で俺を持ち上げる。
これは ・・・ っ
「ロメロスペシャル!!オレいっかいかけてみたかったんだよwwどーよ!? 効いてるか?」
高々と持ち上げられ、両手両足を突っ張られた状態にされ、おれの股間はヤバいことになっていた。
競パンが最大級にテントを張って、天を指している。
大山はさらに下から挑発してくる。
「ギブ?ギブ?」
「うっるせ・・まだだ・・ノー!ノー!」
俺は宙に浮いた首を必死に振る。
「しょーがねえ。じゃ〜これでトドメだ」
大山は俺を下ろすと、足のロックだけしたまま、両腕を離して俺の首をとり、ドラゴンスリーパーを極めにきた。
「っしゃあ!!これでもう終わりだろ?マジでギブしろよ」
これは・・やばい。
足が極められたまま、上体が反っているせいでロープも届かない。
首に回された大山の首がキツい・・つかワキ毛があたるんだよ馬鹿。
股間だけが競パンの中で前に突っ張っている。
「逃げらんね〜だろが。もーギブしろよオラ」
さらに締め上げてくる。
「っぐう う・・ 」
「そんなに気持ちイイならまたかけてやるからよwww」
〜「ヒマプロ」はこれでおしまい。なんだかまだまだ妄想が膨らむ展開ですけど。
どこかに続きがあっら読みたいです!
作者のプロレスに燃えるツボがオレと似ててすんごい感じます!〜
大山のゴングで始まった試合。
とりあえずお互い距離をとって様子をみる。
コイツほんといい身体してるよな〜。マジで高校生かよ?大山はたしかサッカー部らしい。
学ラン姿ではわからなかったが、脱いで見るとかなりガッチリしてる。
胸板はかなり厚いし、腕も太い。
ウルフにした黒髪をワックスでいじっている。
ネックレスやらピアスやらもそこそこつけてるし、ツラもかなりのモンだ。
ムカつくが、たしかにカッコいい・・のかもしれない。
でもバカだしな・・こいつ。
大山も、俺の方を観察していることに気づく。
ヤツほどじゃあないが、俺の身体にだってちゃんと筋肉がついてる。
プロレス雑誌でイイなーと思う体系のレスラー目指しては筋トレをこなしているのだ。
つかヤツ、太すぎだろ。俺くらいの方がキレイに筋肉ついててイケてるだろう。
肌は日サロ通いで焦げ茶だし、髪も茶色で長めだし。
アクセもネックレスだのピアスだのブレスだのヤツ以上にジャラジャラつけてるから、遊んでそ〜にみえるのが俺の悩み・・でもないが。
そーいう俺が、ストイックなスポーツマン然とした大山に勝つってのも気持ちいいかもな〜・・www
ためしに、俺の自慢の身体を見せ付けつつ片手でクイクイと挑発してみる。
タンクトップは・・脱がなくていーか。
そっちの方がなんかエロいしwww
「どーした?来いよ」
「おお いくぜ」
一気に距離を詰めて、大山がつかみかかってくる。
俺も力を込めて、それに対する。
ガツッと顔面にエルボーを入れられる。
大山はさらに、俺の胸板に連続で逆水平を打ち込んでくる。
「グッ・・」
そしてひるんだ俺の首を取ってヘッドロック。
太い腕 と 厚い胸板でただのヘッドロックでもそーとーキツい。
そのままグイグイと締め上 げてくる。
さらにマットに投げられると、腰をついた俺の背中に力いっぱいサッカーボールキックを叩き込む。
「オラッ!!!」
「っつう・・・」
背中に激痛が走る。
思わず顔がゆがむ。
前に回って、俺の片足を取りに来る。
こいつ・・アキレス腱 固め 狙ってやがるな。
俺は足をとられまいと、あいてるもう片方の足で大山の足を払う。
大山が倒れると、立ち上がってストンピングの連打。
ガードする大山のスキをついて、片腕を取って腕十字にいった。
めんどくせーこれで終わりだ。
と思ってキメにいったのだが、かけられる瞬間大山はバタついて、足で壁にタッチ。
「おい!ロープブレイクだぞっ」
「チッ・・」
俺は大山を放して立ち上がる。大山も立ち上がり、仕切りなおし。
大山が、右手を上げて誘ってくる。
力比べか。
おもしれー・・。
俺もゆっくりと左手をだし、指と指をからませあう。
そしてもう片方の手も。 緊張状態。
いま指先に、両手の平に、全神経を集中させている。
ふれあい、絡み合っていく指先に電流がはしる。
背筋がゾクゾクと、興奮で鳥肌が立っていくのがわかる。
次の試合展開を考える。
さっきから決めていたことがある。
スリーカウントじゃつまらん。
この試合は絶対にギブアップで終わらせよう、と 。
やっぱり、ヤツの口から直接ギブの声を叫ばせたい。
へっへ気持ちい〜だろなー ・・
やべ。俺ドSかも。
だがたぶん大山も同じように考えてるはず。
前々から俺をツブ したいと思ってただろーからな。あーこの試合負けられね〜!
不意に、力が込められる。
マット中央でガッチリと組み合う。大山の胸、腕の筋肉が盛り上がる。
俺も全身の筋肉で対抗。ヤツが力んで、6コに割れた腹筋に、膝をブチ込む!!
さらに前のめりになった大山の首根っこをつかむと、
「よっ」
DDTでマットに首をめり込ませる。
そのまま首をはなさず、フロントネックロック。
両足を胴体にまわし、右手でヤツの左手も捕らえる。
「っしゃあ!」
我ながらキレイに入った。
「ッラア!!」
左腕で首を、両足で胴を、グイグイと絞めあげる。
大山の、がっちりと筋肉のついた身体は技の掛け心地がいい。
適度な筋肉の弾力。さらに体勢的に、少し腰を浮かせると、俺の股間付近にちょうど 大山の6コの腹筋。
両足の間には程よくガッチリした身体。
首を絞めるのと同じリズムで、つい腰が動いてしまう。
やべ ちょっとコレは・・・
ヤバい。
技かけてる俺がいうのもナンだが・・思わずチカラがゆるむ。
お互い汗がでてきて、肌がぬるぬるすべりだす。
そしてその肌が道場のライトに 照らされ、大山の肌と俺の焦げ茶の肌をてらてらと光っているのがまた、・・エ ロい。
タンクトップが汗を吸う。
大山は無言で首をぬこうともがいている。
ゆるんだ拍子に脱出され逆に足をとられ、アキレス腱固めにとられる。
「くそ・・っ」
腰を着いて向き合うカタチになって、足を極められながら、目の前には汗に濡れた大山の顔と胸板と腹筋 ・・・
これは視覚的にもクる。
さっきまでどうってことなかったハズだが・・ 意識しだすとヤべ〜・・
足への激痛もあるが・・
とにかく脱出しようと暴れてみる。が大山も簡単には放さない。
すると、ふいに大山が何かに気づいたような顔をした。そしてニヤっと笑う。
・・やべ。こいつ・・!?
大山はするっと技を解いた。
俺の足が自由になる。
「・・???」
立ち上がると、両手と腰を着いて座り込んだままの俺を見下ろしながら言った 。
「プロレスだしさ、やっぱ下も脱いでやろ〜ぜ。その方が雰囲気でるだろ?」
とりあえずお互い距離をとって様子をみる。
コイツほんといい身体してるよな〜。マジで高校生かよ?大山はたしかサッカー部らしい。
学ラン姿ではわからなかったが、脱いで見るとかなりガッチリしてる。
胸板はかなり厚いし、腕も太い。
ウルフにした黒髪をワックスでいじっている。
ネックレスやらピアスやらもそこそこつけてるし、ツラもかなりのモンだ。
ムカつくが、たしかにカッコいい・・のかもしれない。
でもバカだしな・・こいつ。
大山も、俺の方を観察していることに気づく。
ヤツほどじゃあないが、俺の身体にだってちゃんと筋肉がついてる。
プロレス雑誌でイイなーと思う体系のレスラー目指しては筋トレをこなしているのだ。
つかヤツ、太すぎだろ。俺くらいの方がキレイに筋肉ついててイケてるだろう。
肌は日サロ通いで焦げ茶だし、髪も茶色で長めだし。
アクセもネックレスだのピアスだのブレスだのヤツ以上にジャラジャラつけてるから、遊んでそ〜にみえるのが俺の悩み・・でもないが。
そーいう俺が、ストイックなスポーツマン然とした大山に勝つってのも気持ちいいかもな〜・・www
ためしに、俺の自慢の身体を見せ付けつつ片手でクイクイと挑発してみる。
タンクトップは・・脱がなくていーか。
そっちの方がなんかエロいしwww
「どーした?来いよ」
「おお いくぜ」
一気に距離を詰めて、大山がつかみかかってくる。
俺も力を込めて、それに対する。
ガツッと顔面にエルボーを入れられる。
大山はさらに、俺の胸板に連続で逆水平を打ち込んでくる。
「グッ・・」
そしてひるんだ俺の首を取ってヘッドロック。
太い腕 と 厚い胸板でただのヘッドロックでもそーとーキツい。
そのままグイグイと締め上 げてくる。
さらにマットに投げられると、腰をついた俺の背中に力いっぱいサッカーボールキックを叩き込む。
「オラッ!!!」
「っつう・・・」
背中に激痛が走る。
思わず顔がゆがむ。
前に回って、俺の片足を取りに来る。
こいつ・・アキレス腱 固め 狙ってやがるな。
俺は足をとられまいと、あいてるもう片方の足で大山の足を払う。
大山が倒れると、立ち上がってストンピングの連打。
ガードする大山のスキをついて、片腕を取って腕十字にいった。
めんどくせーこれで終わりだ。
と思ってキメにいったのだが、かけられる瞬間大山はバタついて、足で壁にタッチ。
「おい!ロープブレイクだぞっ」
「チッ・・」
俺は大山を放して立ち上がる。大山も立ち上がり、仕切りなおし。
大山が、右手を上げて誘ってくる。
力比べか。
おもしれー・・。
俺もゆっくりと左手をだし、指と指をからませあう。
そしてもう片方の手も。 緊張状態。
いま指先に、両手の平に、全神経を集中させている。
ふれあい、絡み合っていく指先に電流がはしる。
背筋がゾクゾクと、興奮で鳥肌が立っていくのがわかる。
次の試合展開を考える。
さっきから決めていたことがある。
スリーカウントじゃつまらん。
この試合は絶対にギブアップで終わらせよう、と 。
やっぱり、ヤツの口から直接ギブの声を叫ばせたい。
へっへ気持ちい〜だろなー ・・
やべ。俺ドSかも。
だがたぶん大山も同じように考えてるはず。
前々から俺をツブ したいと思ってただろーからな。あーこの試合負けられね〜!
不意に、力が込められる。
マット中央でガッチリと組み合う。大山の胸、腕の筋肉が盛り上がる。
俺も全身の筋肉で対抗。ヤツが力んで、6コに割れた腹筋に、膝をブチ込む!!
さらに前のめりになった大山の首根っこをつかむと、
「よっ」
DDTでマットに首をめり込ませる。
そのまま首をはなさず、フロントネックロック。
両足を胴体にまわし、右手でヤツの左手も捕らえる。
「っしゃあ!」
我ながらキレイに入った。
「ッラア!!」
左腕で首を、両足で胴を、グイグイと絞めあげる。
大山の、がっちりと筋肉のついた身体は技の掛け心地がいい。
適度な筋肉の弾力。さらに体勢的に、少し腰を浮かせると、俺の股間付近にちょうど 大山の6コの腹筋。
両足の間には程よくガッチリした身体。
首を絞めるのと同じリズムで、つい腰が動いてしまう。
やべ ちょっとコレは・・・
ヤバい。
技かけてる俺がいうのもナンだが・・思わずチカラがゆるむ。
お互い汗がでてきて、肌がぬるぬるすべりだす。
そしてその肌が道場のライトに 照らされ、大山の肌と俺の焦げ茶の肌をてらてらと光っているのがまた、・・エ ロい。
タンクトップが汗を吸う。
大山は無言で首をぬこうともがいている。
ゆるんだ拍子に脱出され逆に足をとられ、アキレス腱固めにとられる。
「くそ・・っ」
腰を着いて向き合うカタチになって、足を極められながら、目の前には汗に濡れた大山の顔と胸板と腹筋 ・・・
これは視覚的にもクる。
さっきまでどうってことなかったハズだが・・ 意識しだすとヤべ〜・・
足への激痛もあるが・・
とにかく脱出しようと暴れてみる。が大山も簡単には放さない。
すると、ふいに大山が何かに気づいたような顔をした。そしてニヤっと笑う。
・・やべ。こいつ・・!?
大山はするっと技を解いた。
俺の足が自由になる。
「・・???」
立ち上がると、両手と腰を着いて座り込んだままの俺を見下ろしながら言った 。
「プロレスだしさ、やっぱ下も脱いでやろ〜ぜ。その方が雰囲気でるだろ?」
「おい。プロレスしよーぜ」
放課後。一緒に柔道場の罰そうじをさせられていた同じクラスの大山一臣が 不意に話しかけてきた。
「・・・あ? つかお前サボってんじゃね〜よ」
俺が渋々目を向けると、大山は壁によりかかってほうきをいじりながらニヤニヤとこっちを挑発的なツラで眺めている 。
こいつが俺に話しかけるのはいつも決まってくだらない問題ふっかけてくる時だ。
今日もそのせいで、珍しく出てみた体育の授業でエキサイトしすぎてこうして体育教師に罰として2人で放課後居残りそうじを命じられた。
・・最悪 だ。
「お前好きなんだろ?プロレス。相手になってやんよ」
俺はいつも教室では寝てるか、プロレス雑誌をひろげているかしていた。もちろん授業中も。
クラスの奴らとつるむようなこともしてなかった。俺のそういうところが気に入らないんだろう。
いつも他の奴らとうるさく騒いでクラスのリーダー気取りの大山にとって、俺は相当目障りな存在なはずだ。
ガタイでもルックスでも、コイツとはれるのは俺くらいだ ・・成績の方もまあ、似たようなモンだろう。
「くだらね〜こと言ってねーで、さっさとやれよ」
俺がそう言って背中を向けた途端、
「ぅおらっ」
背中に激痛が走り、俺は衝撃で柔道場の壁際まで吹っ飛ばされて倒れこんだ 。
「・・てっめナニすんだよいきなり!!!」
「俺のドロップキックどーだ?効いただろ?」
大山が立ち上がり、近寄りながら聞いてくる 。
「立てよ。やろーぜプロレス」
下から、立ち上がって見下ろしてくる大山の目を睨み返す。
いい加減どっちが上か決めとこーぜ?とその目は暗に語っていた。
「なに?お前そんなにオレとやりて〜の?ホモ?w」
「そ〜だな〜。いっつもクールなイケメンの長瀬クンとならヤりてーなーw」
俺は立ち上がると、真っ直ぐに大山と睨み合った。
「い〜ぜ。やるか?プロレス?ルールは知ってるよな?」
「ああ。壁タッチでロープブレイクでいーだろ」
「OK」
実際俺も、ずっとプロレスの試合っつーもんがやってみたくてウズウズしていた。
大山ならガタイも同じくらいだし、部活で鍛えてるらしいからおもいっきりやっても死なね〜だろ。
それにどーせやるなら、まあブサイクよりはイケメンの方がいい。
よく知らんが、大山は相当女子に人気あるらしい。まあ自慢じゃないが俺もけっこーなモンだが。
そういうとこでも大山はやたら俺をライバル視してくる。
大山はいったん下がって距離をおくと、
「青コーナー 183センチ、75キロー、18歳高3、大山一臣〜」
とひとりで叫んでひとりで右手をあげて見えない観客にアピールをする。
馬鹿かこいつは。
つかふつう歳とかまで言わね〜し。
そして上着の学ラン、ワイシャツをぬぎ、学生ズボンに上半身ハダカという格好になった。
大山の筋肉のうえに、シルバーのネックレスだけが光っている。
「・・プロレスごっこってそこまですんのかよ・・」
「続いて赤コーナー、180センチ、70キロ、長瀬、貴ー!!」
・・身長体重テキトーに言いやがったな。
まあ近いけど。
つかどーでもいいが。
俺はさっさと学ラン、ワイシャツを脱いで、黒のタンクトップ一枚になった。
腕組みをして次の展開を待つ。
「オラ ヤるんならさっさとはじめよーぜ」
「ちっ、ほんとつまんね〜奴だな。じゃあはじめんぞ。 カーン!!!」
ゴングは口でかよ・・あーあ。さっさと終わらせて帰るか。
放課後。一緒に柔道場の罰そうじをさせられていた同じクラスの大山一臣が 不意に話しかけてきた。
「・・・あ? つかお前サボってんじゃね〜よ」
俺が渋々目を向けると、大山は壁によりかかってほうきをいじりながらニヤニヤとこっちを挑発的なツラで眺めている 。
こいつが俺に話しかけるのはいつも決まってくだらない問題ふっかけてくる時だ。
今日もそのせいで、珍しく出てみた体育の授業でエキサイトしすぎてこうして体育教師に罰として2人で放課後居残りそうじを命じられた。
・・最悪 だ。
「お前好きなんだろ?プロレス。相手になってやんよ」
俺はいつも教室では寝てるか、プロレス雑誌をひろげているかしていた。もちろん授業中も。
クラスの奴らとつるむようなこともしてなかった。俺のそういうところが気に入らないんだろう。
いつも他の奴らとうるさく騒いでクラスのリーダー気取りの大山にとって、俺は相当目障りな存在なはずだ。
ガタイでもルックスでも、コイツとはれるのは俺くらいだ ・・成績の方もまあ、似たようなモンだろう。
「くだらね〜こと言ってねーで、さっさとやれよ」
俺がそう言って背中を向けた途端、
「ぅおらっ」
背中に激痛が走り、俺は衝撃で柔道場の壁際まで吹っ飛ばされて倒れこんだ 。
「・・てっめナニすんだよいきなり!!!」
「俺のドロップキックどーだ?効いただろ?」
大山が立ち上がり、近寄りながら聞いてくる 。
「立てよ。やろーぜプロレス」
下から、立ち上がって見下ろしてくる大山の目を睨み返す。
いい加減どっちが上か決めとこーぜ?とその目は暗に語っていた。
「なに?お前そんなにオレとやりて〜の?ホモ?w」
「そ〜だな〜。いっつもクールなイケメンの長瀬クンとならヤりてーなーw」
俺は立ち上がると、真っ直ぐに大山と睨み合った。
「い〜ぜ。やるか?プロレス?ルールは知ってるよな?」
「ああ。壁タッチでロープブレイクでいーだろ」
「OK」
実際俺も、ずっとプロレスの試合っつーもんがやってみたくてウズウズしていた。
大山ならガタイも同じくらいだし、部活で鍛えてるらしいからおもいっきりやっても死なね〜だろ。
それにどーせやるなら、まあブサイクよりはイケメンの方がいい。
よく知らんが、大山は相当女子に人気あるらしい。まあ自慢じゃないが俺もけっこーなモンだが。
そういうとこでも大山はやたら俺をライバル視してくる。
大山はいったん下がって距離をおくと、
「青コーナー 183センチ、75キロー、18歳高3、大山一臣〜」
とひとりで叫んでひとりで右手をあげて見えない観客にアピールをする。
馬鹿かこいつは。
つかふつう歳とかまで言わね〜し。
そして上着の学ラン、ワイシャツをぬぎ、学生ズボンに上半身ハダカという格好になった。
大山の筋肉のうえに、シルバーのネックレスだけが光っている。
「・・プロレスごっこってそこまですんのかよ・・」
「続いて赤コーナー、180センチ、70キロ、長瀬、貴ー!!」
・・身長体重テキトーに言いやがったな。
まあ近いけど。
つかどーでもいいが。
俺はさっさと学ラン、ワイシャツを脱いで、黒のタンクトップ一枚になった。
腕組みをして次の展開を待つ。
「オラ ヤるんならさっさとはじめよーぜ」
「ちっ、ほんとつまんね〜奴だな。じゃあはじめんぞ。 カーン!!!」
ゴングは口でかよ・・あーあ。さっさと終わらせて帰るか。
狭いシャワー室の中は屋根を焼く夏の太陽のせいで熱気で満ちていた。
朋樹は小窓を開け、中の空気を逃がし外気を入れた。
緑と土の匂いが涼しい風と一緒に入ってくる。
朋樹はタイツを脱ぎ、真水のシャワーの中に身体を晒した。
スパーリングで火照った身体を冷ましながら、朋樹は健の事を考えていた。
試合ならまだしも、さっきのは練習だ。
しかも後輩の健を相手にあんなに無気になってしまった自分が信じられなかった。
「俺って・・・・・」
朋樹は備え付けの小さな鏡に映った自分の顔を見つめたまま、シャワーの雨の中で長い間呆然としていた。
「先輩入ってます?」
ノックの音と共に、シャワー室の外から健が呼びかける。
だが水の音で紛れた声は深い意識の底にいる朋樹の耳には入らない。
「先輩?」
健がそうっとドアを開けて呼びかける。
朋樹の意識は一瞬で引き戻され、ようやく健に気付く。
「け・・健!大丈夫だったか!?」
水に濡れた裸のまま、素早く健に歩み寄り両肩に手を乗せ健の身体を揺さぶった。
「だ、大丈夫ですよ!先輩。毎日トレーニングしてれば、あれくらいどってコトないっす」
健は無邪気に笑いながら、右腕にレモンのような力瘤を作った。
「流石にさっきのフルネルソンは効きましたけどね」
「すまん。俺、つい・・」
「いいんですよ。正直言って俺、先輩が本気になってくれてすごく嬉しかったで す。
俺を一人のレスラーとして認めてくれたような気がして。
本当はキャメルクラッチでギブさせられる寸前だったんですけど
先輩と少しでも長く戦いたいと思って
俺、必死で耐えたんです」
「あれには俺も驚いたぜ。あそこまで極められたら、俺なら絶対ギブしてるな」
朋樹は健の腰をさすり、笑いながら言った。
「お前は磨けば俺より光る。さっきのスパーリングで確信したぜ」
「やっぱ、先輩は強いや。俺と同じ軽量級気スラーなのにパワーもある。
俺が一生懸命技を掛けても、ちっとも通用しないんだもん」
軽く握った拳で朋樹の大胸筋や腹筋を小突きながら健は言った。
「俺、もうあがるけどお前はどうする?」
「シャワー浴びてから、ゼミに出ます」
「そっか、じゃあ俺は先に帰るけど戸締まりだけよろしくな」
「はい、先輩。今日は有り難うございました」
「や、俺のほうこそ・・・大きな経験になったよ」
「俺、いつか試合で先輩と当たりたいです」
「ああ、そうだな。俺もその時を楽しみにしてるよ」
朋樹はボストンバックからタオルを取り出すと、髪の毛を拭いた。
「しまった!俺、タオル持ってなかったんだ!」
「俺も1つしかないなぁ・・。これで良かったら使うか?」
軽く全身をタオルで拭うと、朋樹は健の胸元にタオルを差し出した。
「わぁ、どうも有り難うございます!」
「じゃあ、またな」
朋樹は身支度を整えると、サークル室を後にした。
心地よい初夏の風を胸一 杯吸い込むと、まだ火照りの残っていた心にもようやく落ち着きが戻ったような気がした。
〜おわり〜
*プロレス小説のツボがぎっしり詰まった名作です。
初めて読んだときのコーフンが今もあります。
サイコーにさわやかだなぁ。
朋樹は小窓を開け、中の空気を逃がし外気を入れた。
緑と土の匂いが涼しい風と一緒に入ってくる。
朋樹はタイツを脱ぎ、真水のシャワーの中に身体を晒した。
スパーリングで火照った身体を冷ましながら、朋樹は健の事を考えていた。
試合ならまだしも、さっきのは練習だ。
しかも後輩の健を相手にあんなに無気になってしまった自分が信じられなかった。
「俺って・・・・・」
朋樹は備え付けの小さな鏡に映った自分の顔を見つめたまま、シャワーの雨の中で長い間呆然としていた。
「先輩入ってます?」
ノックの音と共に、シャワー室の外から健が呼びかける。
だが水の音で紛れた声は深い意識の底にいる朋樹の耳には入らない。
「先輩?」
健がそうっとドアを開けて呼びかける。
朋樹の意識は一瞬で引き戻され、ようやく健に気付く。
「け・・健!大丈夫だったか!?」
水に濡れた裸のまま、素早く健に歩み寄り両肩に手を乗せ健の身体を揺さぶった。
「だ、大丈夫ですよ!先輩。毎日トレーニングしてれば、あれくらいどってコトないっす」
健は無邪気に笑いながら、右腕にレモンのような力瘤を作った。
「流石にさっきのフルネルソンは効きましたけどね」
「すまん。俺、つい・・」
「いいんですよ。正直言って俺、先輩が本気になってくれてすごく嬉しかったで す。
俺を一人のレスラーとして認めてくれたような気がして。
本当はキャメルクラッチでギブさせられる寸前だったんですけど
先輩と少しでも長く戦いたいと思って
俺、必死で耐えたんです」
「あれには俺も驚いたぜ。あそこまで極められたら、俺なら絶対ギブしてるな」
朋樹は健の腰をさすり、笑いながら言った。
「お前は磨けば俺より光る。さっきのスパーリングで確信したぜ」
「やっぱ、先輩は強いや。俺と同じ軽量級気スラーなのにパワーもある。
俺が一生懸命技を掛けても、ちっとも通用しないんだもん」
軽く握った拳で朋樹の大胸筋や腹筋を小突きながら健は言った。
「俺、もうあがるけどお前はどうする?」
「シャワー浴びてから、ゼミに出ます」
「そっか、じゃあ俺は先に帰るけど戸締まりだけよろしくな」
「はい、先輩。今日は有り難うございました」
「や、俺のほうこそ・・・大きな経験になったよ」
「俺、いつか試合で先輩と当たりたいです」
「ああ、そうだな。俺もその時を楽しみにしてるよ」
朋樹はボストンバックからタオルを取り出すと、髪の毛を拭いた。
「しまった!俺、タオル持ってなかったんだ!」
「俺も1つしかないなぁ・・。これで良かったら使うか?」
軽く全身をタオルで拭うと、朋樹は健の胸元にタオルを差し出した。
「わぁ、どうも有り難うございます!」
「じゃあ、またな」
朋樹は身支度を整えると、サークル室を後にした。
心地よい初夏の風を胸一 杯吸い込むと、まだ火照りの残っていた心にもようやく落ち着きが戻ったような気がした。
〜おわり〜
*プロレス小説のツボがぎっしり詰まった名作です。
初めて読んだときのコーフンが今もあります。
サイコーにさわやかだなぁ。